"These kids are heroes."--NME

"...the coolest young band in the world right now."
--Observer Music Monthly

"...remarkable"--Newsweek Magazine

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「もしもサーストン・ムーアとPJハーヴェイが名盤『サーファー・ローザ』の後に生まれたことにムカついている兄妹 だったら、こんなアルバムを作っただろう」−NME誌

「…今、世界で最もクールな若手バンド」  ―オブザーバー紙ミュージック・マンスリー

「生命力とひたむきさ、スローガン、輝かしくも鋭い無邪気さが渾然一体となった、強烈なお祭り騒ぎが2分6秒続 ローファイの名曲。天井の低い、いかがわしいクラブで行われる暴動のようなパフォーマンスを収録したザラつきのある白黒映像を思い起こさせる。早熟でちょっと気取ったパンクのスリルを好む、あらゆるリスナーにお薦めしたい」―ドラウンド・イン・サウンド誌 (ウェブジン)

「喜びとあらがいがたい魅力に満ちたガレージ・パンクを彩る、太陽のようなコーラス」―ザ・ガーディアン紙

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タイニー・マスターズ・オブ・トゥデイがステージに出ると、まだ音も出さないうちからオーディエンスは驚愕する。平均年齢12歳、体重は合計で55キロのタイニー・マスターズ・オブ・トゥデイは、ニューヨークのクラブ・シーンで闘うバンドの中で明らかに最も若く、ちっぽけなバンドの1つである。だが彼らが独創的でアイデアで工夫に富んだ楽曲をパワフルに演奏し始めると、お子さまバンドだとナメてかかっていた人もすぐに考えを改めることになる。

メンバーは、ギターとヴォーカルを担当する13歳のアイヴァン、そしてベースとヴォーカルを担当する11歳の妹エイダの2人。兄妹が曲を書き始めたのは2004年の夏。エイダはまだ8歳だった。「バンドを始めたのは、退屈だったからなんだ。学校のある日はテレビ禁止だったし、プレステとかも持ってなかったから、何か遊べるものを考えなくちゃならなくてね」とアイヴァン。2人の粗削りな自宅録音音源は巨大SNS、マイスペースを通じてネットで公開され、たちまち国際的な評価を獲得することになる。数週間もしないうちに、ニューズウィーク誌の記者が彼らのページを発見し、「簡潔で、やんちゃな」曲を「注目に値する」と報じた。

間もなく、イギリスの新興インディーズレーベルのタイガートラップが参入し、2006年7月に2人の自宅録音デモをEPとしてリリース。3曲を収録したファーストEP『BIG NOISE』はカルト・クラシックとなり、あっという間にソールドアウト。熱狂的なレビューを寄せられ、BBCとXFMでもオンエアされた。イギリスの有力誌アートロッカーは10月号の表紙に兄妹を起用し、大胆にも彼らを「ロックンロールの未来」と宣言した。驚くべきことに、常に先見の明のあるデヴィッド・ボウイからも強力な後押しがあった。彼はこのEPを「天才的」と評し、お気に入りの新譜としてタイムズ紙の読者に推薦したのだ。自宅録音セッションを収録したセカンドEP、『キッズ』は2006年12月にリリースされた。この作品も熱狂的に支持され、たちまちソールドアウトとなっている。

これまで、2人はドラムループのバックトラックをコンピュータで作っており、ライブではオンボロのラップトップがリズム・セクションを務めていた。しかしどういう風の吹き回しか、伝説のジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンのラッセル・シミンズもマイスペースで2人を発見し、ライブのドラマーになりたいと申し出てきた。「パパとママはまず会って話がしたいと言ったわ。彼が変質者でないかどうか確かめるためにね」とエイダは振り返る。このオーディションに合格したラッセルは、スケジュールの許す限りバンドと共にステージに立ち始めた。シミンズはまた、兄妹をまっとうなレコーディング・スタジオに連れて行き、次のシングルを作るという
作業にも取り組んだ。多作なタイニー・マスターズはあふれる曲想と周りを巻き込む熱意を持っており、シングルはすぐにEPとなり、フル・アルバムへと成長していった。ラッセルはクリス・マックスウェルとフィル・ヘルナンデス、別名ジ・エレガント・トゥーを招き、共同プロデュースとエンジニアリングを任せた。このプロジェクトは独自の生命を持ち始め、数か月かかってふくらんでいった。学校が忙しくなると、子供たちは自宅でトラックを録音し、スタジオにメールで送った。

こうして誕生したデビューアルバム『バン・バン・ブーム・ケーキ』で、タイニー・マスターズ・オブ・トゥデイは過去のシングルの路線にそって、ヒップホップから古き良きガレージ・ロックまであらゆるジャンルを取り入れた堂々たるパンクのパスティーシュを送り出した。純朴な雰囲気の源である若さは彼らの魅力の一部ではあるが、それだけが売りではない。はじける若さの中には胸のすくような反体制のスタンスが聞き取れる。彼らの反抗の対象は小学校の派閥から合衆国大統領に至るまで、とどまるところを知らない。

アルバムにはロック界のはみ出し者の有名人たちとの意外なコラボレーションが散りばめられ、成功を収めている。元モールディー・ピーチズのシンガー、キミヤ・ドーソン(彼女もマイスペースを通じて2人に出会った)は、数曲でバックコーラスを務め、「トレンドセッター」を兄妹と共に作曲している。B−52のフロントマン、フレッド・シュナイダーは「ディスコ・ボム」に参加。最近兄妹の本拠地ブルックリンに移ってきたバットホール・サーファーズのギビー・ヘインズは、彼にふさわしく「テキサス」という名の楽曲に参加している。「ホログラム・ワールド」では驚くべきことに、ヤー・ヤー・ヤーズのカレン・Oとニック・ジナーとの共演が実現した。主にメールを使って作曲された。この作品は、金、魔法、国家安全保障を歌ったワイルドなパーティチューンだ。

2人はライブでも実力を発揮しており、クラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤー、マン・マン、スムーシュ、ザ・ダートボムズ、ザ・デトロイト・コブラズ、マット・アンド・キムなどと共にステージに立っている。2007年にはサウス・バイ・サウスウェスト音楽祭に参加し、伝説のライブ・ハウス、CBGBに出演した史上最年少のバンドとなった。去年のUKツアーではソールドアウトとなった会場もいくつかあり、今年の夏はツアー規模を拡大して再び訪英することになっている。ロンドンのヴィクトリア・パークで行われるアンダーエイジ・フェスティバルではケイジャン・ダンス・パーティ、パトリック・ウルフ、クリスタル・キャッスルズと共演する予定だ。

だがこれだけ華々しい活動をしている今も、2人は基本的にはごく普通の子供だ。ブルックリンの公立学校に通い、1日の大半を友達と遊んだりして子供らしく過ごしている。秋に新学期が始まると、ギグやインストア・イベント、ラジオ出演、インタビューなど、普通のバンドが行うプロモーションは、宿題や授業などの退屈な日常の合間を縫ってスケジュールされることになるだろう。


 

 
 
 

 

 

 

 

 

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